今回1年ぶり2回目の知財にあいました。
前回の記事はこちらです。前回の記事を読んでいない方や内容忘れた方は読んでください。
Amazonからのメールについてはほぼ一緒なので割愛します。
前回はメーカーが権利を申し立てしましたが、今回は個人の方でした。
ブランドの権利者と関係性が見えなかったので恥を覚悟でメーカーに直接問い合わせしました。
あと、今回商品名やブランド名を伏せていますが、もし関係者の方が見て不快にならないように最大限配慮して記事を書いています。
また今回関係者の皆様大変申し訳ございませんでした。
知財の概要
数年出品していた商品が急に知的財産権の侵害で今回は商品ページを消されました。
Amazonからは「ポリシー警告」とタイトルのメールが届きました。
商品の内容としては低単価のセット商品です。
単品や他のセット販売のASINは消されていません。
セラースケットでは以前からメーカー取り締まりと書かれていたので気になっていました。
あと、アカウント健全性ダッシュボードの「知的財産に関する苦情」が1になりましたが、承認するみたいなボタンを押したら消えました。
スコアも復活しました。
当たり前ですが、同じメーカーの他の商品や、他社の似たような商品もメーカーが直接出品されていたので全て返送しました。
今回申し立てされたのは、⚪︎⚪︎株式会社とかではなく個人の方でした。
連絡先でショップ名がわかるという感じで、こちらで調査するとAmazonにも出品されているお店でした。
ただショップを見る限り評価数を見る限りそんなに規模が大きいって感じではなかったです。
Amazonからのメールでは商標権の権利者だと表示されているのに、提出された商標番号を特許庁のページで確認すると権利を持っているのはブランドの法人でした。
もしかしたら、前回みたいに製造と販売で会社を分けているとかグループ企業なのかなとか社長の名前とかも探りましたが、関係するものは見つかりませんでした。
そこでこの方は本当に権利を持っているのかなと違和感を感じました。
普通の方ならここで放置するかと思いますが、今後のこともありますので調べることにしました。
Amazonで知財を申し立てする方法
そこで同業者とか第三者などがいたずらで知財を申し立てできるかを調べました。
すると、Amazonが公式で知財申し立ての動画を投稿しています。
そこをみる限り権利者及び代理人が申請できます。
でも、この動画を見る限りフォーム系の入力のみで資料の添付がなく権利者かどうか確認がありません。
ただ動画の最後を見ると、Amazonブランド登録しないと知財の申し立てができないようです。
もちろんブランド登録についてもAmazon公式で動画が公開されています。
ただし、商標権を持っている方のみがAmazonでブランド登録できます。
ですが、次が今回のミソです。
商標権を持っていなくても商標権を持っている方が登録して後から追加ユーザーとして追加すれば代理人になれます。
ただ、メーカーは海外に展開するほど大きな企業なのに、一個人のお店の為にわざわざAmazon登録してから追加ユーザーにするのかなあって違和感を感じました。
Amazon登録するなら自社で販売しないのかなあって思いました。
結論から言うと、この正式なステップを行なっていたようです。
アカウント健全性アシュアランスに電話
アカウント健全性ダッシュボードの右端にある、「アカウント健全性アシュランス」に電話しました。
やはりテクニカルサポートとは違い質が高い印象を受けました。
目的は権利者かどうか確認することです。
確かに電話に出た方も違和感を感じているような様子は多少ありました。
ここで代理人ですって言ってくれれば全て解決でしたが、わからないの1点張りでした。
もし権利者じゃなかった時の通報先を教えて貰いました。
恥を覚悟でメーカーに電話
本当に電話するか悩みました。どうしても権利者か確認したいという気持ちが強かったです。
メーカーのお問い合わせセンターに直接電話しました。
「Amazonで貴社の商標権の権利者だと名乗っている方がいらっしゃるのですが事実でしょうか?」みたいな切り口です。
本日中に担当から折り返しするとのことでした。
数時間後に担当者から折り返し電話をいただきました。
Amazonの販売は完全に任せていて、代理人で登録していると説明を受けました。
商標権の権利者について尋ねたら、代理人ですからって感じでした。
担当者の様子を見る限り今回知財を申し立てた方に絶大な信頼を抱いているそのような印象を受けました。
こういう例もあるんだと大変勉強になりました。
おそらく直接今回知財を申し立てた方に連絡したようです。
メーカーからこのような連絡が来たことに関してどう思っているのかはわかりません。
今回連絡してよかったと思ったのは理由を聞けました。
ブランド名がノーブランドになっていたから商品ページを消したかったようです。
ただノーブランドに関しては本音なのか建前なのかわかりません。
他の同じ商品の他のASINはこの記事を書いてる時点で消えていません。
特に特定の数量のページに関してはASINが乱立しています。この件については敢えて触れませんでした。
この理由が本音ならば、他のASINも申し立てするのかもしれません。
ちなみに後で調べていたのですが、Amazonで商品ページを消すには、知財等権利違反を申し立てるしかないようです。
Amazonが公式で何かしら理由をつけて商品ページをよく消すので、簡単に商品ページ消せる印象あります。
どおりで廃盤の商品ページが消えないのはこういう事情があるようです。
向こうから正規で仕入れたのならば取り下げますと言われましたが、正直に楽天から仕入れましたと言いました。
それはダメですねって感じでした。心から謝罪しました。
怒ってはいなかったですが、あきれていると取れなくはなかったです。
出品するなとは言われていませんが、察しました。
ただあの感じを見る限り、代理人の連絡先のメールアドレスに大量の謝罪文と取り下げ願いが届いていて拒否しているのかもしれません。
なみのりは謝罪文は送っていませんが、検索すると謝罪文を送りましょうみたいなのがいっぱい出ますからね。
正直最初送ろうか少し悩んだのは秘密です。
今回お忙しい中大変ご迷惑おかけしました。
まとめ
今回大変いい勉強になりました。
他人の商品を扱っている以上権利を主張されたら従うしかありません。
本音を言えば、出品制限を掛ければ出品自体できないので出品制限を掛けて欲しいのが本音です。
ちなみに、最近ではマキタが出品制限掛けられました。
まあただノーブランドだと出品制限掛けられないから仕方なかったです。
また、今回正確なブランド名や商品名に関しては、これ以上迷惑掛けたくないので公表してません。
セラースケットにはAmazonから送られたメールをスクショして情報提供する予定です。どのように扱うかはセラースケットにお任せします。
何か対応があれば追記します。