FBA 小型・軽量商品プログラムについて徹底解説します。
また当記事は2021年6月からの手数料改定に対応しています。
目次
2023年4月の手数料改定について
手数料15円値上げ
15円値上げはリアルに厳しいですが、意外と他の出品者を見る限り手数料値上げに合わせて商品も値上げされました。
厚さ2㎝超えるかどうかで手数料が12円変わる
以前は小型軽量プログラムの手数料は198円固定でした。
2021年6月から、2㎝超えるかどうかで手数料が12円変わります。
たった12円と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、薄利多売する小型軽量プログラムにおいて12円は大きな差です。
具体的には以下のようになっています。
25.0cm x 18.0cm x 2.0 cm以下 | 250g以下 | 208 円 |
35.0cm x 30.0cm x 3.3cm以下 | 1kg以下 | 220 円 |
あと、250g超えるかどうかも地味に重要ですが、2㎝超えるかどうかの方が圧倒的に重要度高いです。
なので、2㎝ギリギリ超えている商品は再計測をすると手数料12円安くなる可能性あります。
再計測のやり方はこちらの記事で詳しく解説しています。
手数料値上げで仕入れにくくなった?
完全に値上げされてきついかと思いましたが、意外となんとかなりました。
手数料値上げに合わせてみなさん値上げして相場が上がった商品が多く、利益が減りましたがそこまでキツくはなかったです。
小型軽量プログラムについて
1000円以下で小さくて軽い商品のみ使える
1000g以下で、サイズ制限は35.0cm × 30.0cm× 3.3cmです。
通常の小型は250g未満で厚さ2cmまでなので、小型軽量プログラムの方が範囲が広いです。
手数料がお得
通常の手数料と比較したら最大手数料が306円もお得です。
小型軽量 2cm以内 |
小型軽量 2cm超え |
通常 小型 |
標準1 | 標準 2a |
標準 2b |
標準 2c |
標準3 | |
寸法(cm) | 25.0× 18.0× 2.0cm | 35.0 × 30.0× 3.3cm | 25 x 18x 2.0cm | 35 x 30 x 3.3cm | 40サイズ | 50サイズ | 60サイズ | 80サイズ |
重量 | 250g | 1kg | 250g | 1kg | 2kg | 2kg | 2kg | 5kg |
手数料 | 208円 | 220円 | 288円 | 381円 | 434円 | 465円 | 485円 | 514円 |
小型軽量プログラムの手数料が値上げされたのに、通常小型は値上げされなかったのでやや差は縮まりました。
ただ標準2が細分化されたことにより、50サイズと60サイズは値上げされたので差は大きくなりました。
対象外商品
以下の商品は対象外です。(重要な物のみ抜粋)
- 中古
- アダルト商品
- 危険物(リチウム電池やアルコール関係)
- 温度管理商品(チョコレートや味噌)
最近大幅に条件が緩和された
2021年10月29日より条件が大幅に緩和されました。
- 販売実績がなくなった(過去に誰かが4週間に25個以上販売している必要があった)
- 1個から納品できる(一度に24個以上納品する必要があった)
要するに、小さくて軽くて1000円以下の商品ならばすべて使えるようになりました。
※中古やチョコレートやアルコール類は除く
ただしルールがコロコロ変わるので、今後も動向は追い続けましょう。
当ブログでもできるだけ更新するように努力はします。
【常設企画】さらに食品&ヘルビカテゴリーは売上1500円以下でカテゴリー手数料8%に
元々期間限定だったのですが、常設化になりました。
これらのカテゴリーは売上合計1500円以下の場合はカテゴリー手数料8%になります。
- 食品(10%→8%)
- ドラッグストア(10%→8%)
- ビューティー(10%→8%)
- ペット用品(15%→8%)
- ベビー&マタニティ(15%→8%)
売上合計なので、例えば800円の商品が2つ売れたら元の手数料になります。
納品方法
小型軽量プログラムを適用すること
意外と適用するの忘れるので注意です。
セラーセントラルから小型軽量プログラム対象の商品を納品すると、小型軽量プログラムを適用できます。
エクセルからも適用できますが、めんどくさいのでおすすめしません。
プライスター等ツールから出品している方は、セラーセントラルからでないと小型軽量プログラム適用できないので注意です。
一応納品後に適用させることも可能です。
通常の商品と同じダンボールで出せる
通常の小型軽量プログラムの商品と同じダンボールで納品できます。
テクニカルサポートに問い合わせると、同梱できないとか言う方がいらっしゃるみたいですが、間違いです。
小型軽量プログラムの軽い商品と、通常のそこそこ重さのある商品を上手に混ぜて出せば、良い感じに重さを調整して出すことができます。
バーチャル追跡対象在庫(商品ラベル不要)が使える
商品によっては、商品登録する時に、「メーカーのバーコード」を選択すれば商品ラベルを貼らずにそのまま納品できます。
元々混合在庫と呼ばれていましたが、死語になったようです。
食品やセット商品でなければ商品ラベルなしで納品できる可能性あります。
ちなみに、一度「メーカーのバーコード」を選択すると、後から「Amazonの商品ラベル」に変更できません。
要するにやっぱり商品ラベル貼り付けて納品したくなっても、新しくSKUを作り直すしかないです。
変更する裏技あり
ラベルを貼る手間と単純にラベル代が浮きます。
ラベル代は大体1商品につき1円~2円程度ですが、積み重ねるとそこそこな金額になります。
あと、一応ラベル貼付サービスも使えるようになりましたが、1商品10円掛かるし、受領が遅くなるのでおすすめしません。
小型軽量の10円は数が多いので大きいです。
ラベル貼付サービスを使うくらいならば、商品ラベルなしで納品した方がいいです。
透明なビニール袋に入れて納品しなくてもよくなった
以前はこういうだるい要件がありましたが、2021年1月に撤廃されました。
小型軽量プログラムの商品と通常の商品を同じダンボールに入れて出すことができるので、隙間に押し込んで納品することができるようになりました。
追記:最近勝手に雑な計測されて小型軽量プログラムを外される
最近ちょこちょこ頼んでもいないのに勝手に雑に再計測されてサイズを変えられて、小型軽量プログラムを外される事例があります。
はっきり言ってめちゃくちゃ迷惑です。
一応再計測して、認められたら払いすぎた手数料は補填されます。
再計測のやり方はこちらの記事で詳しく解説しています。
小型軽量プログラムのメリット
ライバルが少ない
小型軽量プログラムという制度自体知らない方が多いので、ライバルは少ないです。
新品でよくある値下げ合戦も少ないです。
リピートがしやすい
値下げ合戦が少ないので、リピートがしやすいです。
返品のリスクが低い
AmazonのFBAはどんなお客様のわがままな理由でも返品ができてしまいます。
特に高額な新品家電はリスクが高いです。
不良品でもないのに「商品が気に入らない」などわがままな理由で開封されて返品された場合、新品ではなくなってしまうので、かなりの損害を被ってしまいます。
ですが、小型軽量プログラムの場合は基本消耗品を扱うので、そもそも返品自体が少ないです。
また返品にあったとしても、単価が低いのでリスクも最小限に抑えることができます。
送料が安く抑えられる
商品のサイズが小さく軽いので、1つのダンボールに100個や200個など大量に入れてFBA納品できます。
1箱に大量に入るので、1商品あたりの送料がかなり下げられます。
場合によってはレターパックプラスでも納品できるくらいサイズが小さいです。
小型軽量プログラムのデメリット
薄利多売
小型軽量プログラムは安定性重視です。爆発力には欠けます。
1発500円利益を得るとかは難しいです。
大体は1商品利益50円以下です。
楽天からの仕入れがおすすめ
小型軽量プログラムは楽天せどりに適しています。
サイズが小さい上に、回転が速くて、単価も低いです。
なみのりが推している楽天せどりは小型軽量プログラムを利用したやり方です。
単価が低く、回転が速く、値崩れがしにくいので、リピート仕入れが非常にしやすいです。
仕入れの手法はこちらの記事で解説しています。