今回とんでもなくめんどくいことがあったので共有します。
最近FBA納品後に“言いがかり”と言われても仕方がないような「危険物のステータスの更新」が頻発しています。
後ほど商品は公開しますが、普通に考えたら危険物な訳がない商品です。
そして、基本的に資料を出すなどして正攻法で突破するのは無理です。これは不可能だとはっきり言い切れます。
そしたら、返送するか廃棄するしかないわけです。
ですが、聞いてもテクニカルサポートは質問に答えないし、話が通じないし、調べもせずに平気で嘘を付きます。
ものすごくしつこく言えば、返送できました。
ちなみに、返送または廃棄しなければ永遠と保管料を取られ続けます。
ちょっと長くなりますが、詳細を解説します。
目次
FBA納品後に「危険物のステータスの更新」
まずFBA納品後に「危険物のステータスの更新」になりました。
最近Amazonお得意のAI(笑)が自動で感知しているのか、やたら「危険物のステータスの更新」になることが多いです。
通常納品前に出ます。納品前であれば納品しなければ良いだけです。もしくは正攻法で突破します。
今回2つの商品が危険物になりました。実際に商品をご紹介します。
まず1つ目が不動化学株式会社「電気ケトル洗浄剤」です。
成分としてはただのクエン酸なのですが、イオンパワーとか植物成分とか謳っていたのが引っかかったのかなって。
実際にパッケージ裏の成分もクエン酸のみです。
この商品は昔から安定してよく売れていました。
売れ切って久しぶりに出品したら、納品後1週間程度でいきなり「危険物のステータスの更新」になりました。
2つ目はアース製薬の「ToWhite」です。
廃盤商品なので安く仕入れできました。
ぶっちゃけて言うと、全然売れてなかったのでそのうち返送しようとほったらかしにしていたら、「危険物のステータスの更新」になりました。
トイレのタンクに置くタイプの洗剤でブルーレット置くだけみたいな奴です。
普通に考えて危険物じゃあありません。
パッケージ裏に成分が書いてあります。界面活性剤だけです。
こちらもイオンがどうのこうの書いてあるのでイオンというワードが引っかかった可能性高いです。
正攻法で突破は無理(審査が厳しすぎる)
まず正攻法で「危険物のステータスの更新」は99%無理です。
一応突破方法は「有害化学薬品を含まない製品の適用除外シート」か「安全データシート(SDS)」を提出します。
この2つの審査が必要以上に厳しくまあ通りません。
適用除外シートで突破
まず、「有害化学薬品を含まない製品の適用除外シート」です。
これはエクセルで成分を記入して、危険物じゃあありませんって入力する感じです。
有害な化学物質を含まない商品でなければOKって書いてありますが、まあ通らないです。
ていうか、クエン酸や界面活性剤しか含まないと言ってるのに通りません。SDS出せと要求してきます。
パッケージ裏に成分書いているのにそれを見もしない感じです。
過去にFBA納品前に、消しゴムが「危険物のステータスの更新」になっていました。
消しゴムの成分聞かれても、消しゴムとしか言いようがないですよね。
これはさすがに通りました。
ちなみに、審査落ちてもメール等で通知は全くなく落ちていることさえ全く気づいていませんでした。
直接危険物審査のページにアクセスしないと落ちたのわかりません。
ちなみに、通った場合はメールきます。(商品名伏せています)
要するに、適用除外シートはよっぽど明らかに違う時ではないと通らずSDSをひたすら要求されます。
安全データシート(SDS)で突破
今度はSDSで突破です。
SDSは海外に送る際に郵便局や航空会社から求められて提出することが多いです。
この話をLINE公式アカウントで配信したら、国内発送でも郵便局から求められたという方がいました。
(しかもメーカーからSDSもらえなかったらしいです)
SDS自体手に入りにくい
そもそもSDSを手に入れるのは現実的にかなり厳しいです。
「危険物のステータスの更新」になるような商品はそう簡単に手に入らないです。
大手メーカーであれば貰える可能性ありますが、中小企業はまあ貰えないです。
ちなみに、花王はメーカーのホームページにSDS載っています。
大手でもSDS渡さないと明言している企業はあります。
例えば資生堂です。
これだけ手に入らないSDSを平気で出せ出せ要求してくるAmazonは、はっきり言って頭おかしいです。
SDS手に入っても審査通らない
今回アース製薬はメールでお問い合わせ送ったらSDS貰えるという記事を見ました。
【せどり初心者】Amazonで危険物FBA納品するまでの経緯《アース製薬の場合》
本当にすぐにSDS貰えました。
公表しないでくださいと書いてあったので中身は見せられないですが、ちゃんと安全データシートと書いてあるし、正式な資料です。
ただぶっちゃけて言うと内容はパッケージ裏とほぼ同じでした。
審査は「通常2営業日かかります」と書いてありますが、3月28日にアップロー
ですが、審査落ちました。
「提出された文書は証明書であり、安全データシートではありません。」は?
まあ、ぶっちゃけて言うと審査落ちると思いました。
っていうのは日付が5年以内という要件があって、2017年で6年前でした。
って言っても廃盤商品に期限を設けること自体無理があるし、ただのトイレの洗浄剤に過剰に審査し過ぎです。
5年以内というのはAmazonが勝手に設けた制限であり、おそらく海外に発送する分にはそんな期限はないはずです。
SDSあれば通るという訳ではないです。
テクニカルサポートは何を聞いても「SDS出せ」しか基本言ってこない
テクニカルサポートは基本的に何を聞いても「SDS出せ」とテンプレ送ってくるだけです。
「返送したいです」「廃棄したいです」って送っても「危険物調査中は返送できない」と大噓で跳ね返されます。
後々わかったのですが、この「危険物調査中は返送できない」は大嘘みたいです。
何回ケース変えて送り続けてもこの大嘘テンプレを何度も送りつけてきます。
テンプレの一例です。
放置していたら永遠と在庫保管料を取られ続ける
普通もうめんどくさいから放置します。
っていうか、両方の商品も他の出品者多数いましたが、ほぼ全員放置しているでしょう。
放置していたら、永遠と保管料を取られ続けます。
廃棄も返送もできないし、保管料を取られ続け、あげくに長期保管手数料も永遠と取られ続けます。
しかもテクニカルサポートに廃棄や返送したいと言っても大嘘テンプレ送り続ける始末です。
しつこく規約通りに廃棄しろと言った
実はセラーセントラルにある「危険物判定に必要な情報および文書」で14営業日提出しなかったら自動的に廃棄されると書いています。
Twitter上に実際に廃棄された方いました。
危険物認定されたらもちろん返送依頼もできませんのでご注意を!
頼むからこちらで処理するから返してくれ
せめて使ってあげたかった!また2/16までと書かれていても2/16の0時に捨てられますw
その日まで待ってくれないんだねー pic.twitter.com/TiMCZXnRKZ— せい@🔰せどり&ebay初心者🔰 (@Seisedoriaccoun) February 15, 2023
なのでずっと廃棄されるのを待っていました。
ですが、1ヶ月経っても2ヶ月経ってもずっと廃棄されません。
これはおかしいので規約通りに廃棄しろってテクニカルサポートに問い合わせしました。
するとSDS出せとお決まりのテンプレを出してきました。
なのでもう一度同じことを送りました。
今度は謎の返送の説明をされました。会話がまるで噛み合っていないです。
なのでもう一度同じことを送りました。
すると返送のことは一つも言ってないのにいきなり返送できると明言されました。
ただケースを変えて問い合わせろっていうのが疑問に感じますね。
自分は仕事したくないから他の人に押し付けているような感じがします。
この時点で嫌な予感はしていました。ここまでこの明言を貰う為に無駄なやりとりというか明らかに会話が噛み合っていません。
ていうか、自分が出さなくても他の出品者の誰かが提出したら廃棄すらされないって変な話です。
ケースを変えて返送依頼
ケースを変えて「返送希望の趣旨」と「返送先の情報」を送りました。
しかし、依頼を無視して「入出荷中だからできない」と言われました。
今度はご親切に返送できる根拠も引用しました。カットしていますがこの後には住所や名前等を記載しています。
するとやはり「入出荷中だからできない」と言われました。(大嘘)
夜だったので、夜にまともな担当者がいない気がしたので、このケースは捨てることにして、次の日の昼間に再度問い合わせることにしました。
そしてまた朝10時になって再度今度は根拠を明らかにして返送依頼しました。
まずは返送についてのテンプレが送られました。
ちょっとカチンときたので、ちょっと強めに返信しました。
すると危険物だからできないと。
「ケース履歴から、ケースIDに、
なのでかなり強く当たりました。
するといつもは1時間以内に噛み合っていないテンプレが返ってくるのですが、この時だけは3時間程度待たされざっくり言うと「調査中」と送られました。
この「調査中」は要注意です。
おそらくこの時点で返信されないないだろうなあって察していました。
5日間こちらから返信しないとケースが強制終了されます。
最近多いのですが、「調査中」という言葉を免罪符にしてどうも強制終了を狙って逃げているような気がします。
対策としてはケース終了ギリギリに「引き続き回答お待ちしております」と催促することです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
結論から言うと、調査中の返信ありませんでしたが、突然予告なしに佐川急便から「ToWhite」だけいきなり返送されました。
気持ち悪いですよね。しかも空輸不可ってw
お前らが勝手に危険物って言いがかりつけてきた癖に
でもクエン酸は返ってこないです。
「調査中」の返信も返ってきていません。
なので、4日目に「引き続き回答お待ちしています」とだけ催促しました。
すると2日経っても返信なく、するとなぜか返信可能なメールアドレスからなんか送られてきました。
すると2日後に今まで何事もなかったかのように追跡番号付きで返送したと送ってきました。
おそらくですが、催促してから「クエン酸」は発送したようです。
催促しなければ「クエン酸」は返送されなかったような気がします。
なんていうか単純に気持ち悪いですよね。
補足:片方の商品はなぜかしつこくSDS出せとケースが作成された
本筋と関係ないので途中カットしましたが、クエン酸の商品はケースが作成されて無視していたら、定期的にSDS出せと催促のテンプレが送られました。
中小企業のSDS出せるはずもないので完全無視をしていたら、そのうちケースが閉じました。
「14営業日以内に書類が受理できない場合、…クローズドされます」とか書いていますが、1ヶ月くらいしつこく催促されました。
「適用除外シート提出してくださりありがとうございました」とか書いていますが、なみのりは出していないです。この商品に関しては完全無視していました。
おそらくこのケースは他の出品者が適用除外シートかSDS出して通らなかった時に、FBA納品しているすべての出品者全員にテンプレ送っていると思われます。
はっきり言って出せるわけないので無視でOKです。
デジタルプラットフォーム相談窓口には報告済み
今回の件について以前銀行口座を変更したらアカウント凍結された時にお世話になったデジタルプラットフォーム相談窓口に送りました。
担当者は同じでした。
ただ銀行口座の時は緊急性が高くかなりやばい問題だったのでかなり親密に対応して貰えましたが、今回は緊急性は高くないのであまりそこまで興味はなさそうでした。
具体的な商品名やアマゾンのやり取りを聞かれすべてを情報提供しました。
一応商品名を出して出品者とか個人情報を伏せた上で「必要以上に危険物調査する必要あるのか?」っていうのをAmazonに投げかけるようです。
対策は?
ここまでのやりとり見るとわかると思いますが、危険物調査になったらものすごくしつこくやりとりするしかないです。
しつこくやらないと永遠に保管料取られ続けます。
しつこく催促できる自信がある人は今まで通り出品しても良いでしょう。
ただ多くの方はめんどくさいと思うでしょう。
しつこく催促できる自信がない方は、今後危険物調査になりそうな除菌剤や洗浄剤の出品は控えましょう。
特に柔軟剤でさえ「危険物のステータスの更新」になった方います。
以下のような商品は出品自体控えた方がいいです。
- 洗濯洗剤、食器洗剤、お掃除洗剤等
- 柔軟剤、漂白剤
- シャンプー、コンディショナー、歯磨き粉
- 化粧品、乳液、化粧水
- 日焼け止め
- 香水、部屋の匂いや身体の臭いを取る系の奴
- 除菌シート
- 育毛剤
- ペットの何かを除菌する系の奴(水質を綺麗にする奴とか)
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