FBA再計測について意外と書いてあるブログが少ないので書いてみました。
2021年になってから大きく仕様が変わったので、最近の傾向に合わせて書いています。
うまくいけば、標準サイズ→小型サイズ、大型サイズ→標準サイズ、特大型サイズ→大型サイズなどサイズ変更できます。
目次
サイズごとの手数料差額の事例
まずは再計測の重要さを伝える為に、再計測によってどれくらいお得になるのか示します。
いずれも2021年6月からの手数料改定に対応しています。
厚さ2㎝超えるか
厚さ2㎝を超えるかで30円差額が出ます。
商品によっては平気で1度に200個とか納品します。数が積み重なって大きな差になります。
大型サイズ→標準サイズ
同じ60サイズや80サイズでも大型になることがあります。
45cm以下×35cm以下×20cm以下に一辺でも満たしていないと大型サイズになります。
基本的に大型サイズと標準サイズは倉庫が違うので、標準サイズと同梱して送ることができません。
今後リピートすることを考えれば、もし標準サイズになれば同梱できるようになるので送料を抑えることも可能です。
標準 | 60サイズ(2kg以下) | 80サイズ(5kg以下) | 100サイズ(9kg以下) |
485円 | 514円 | 603円 | |
大型 | 60サイズ(2kg以下) | 80サイズ(5kg以下) | 100サイズ(10kg以下) |
589円 | 712円 | 815円 | |
手数料差額 | 104円 | 198円 | 212円 |
これはセットコミックに多いです。
1列に並べたら45cm以上で大型サイズで、2列にしたら45cm以内に収まって標準サイズに収まる場合が多いです。
大型サイズ内で区分変更
特に180㎝超えるか超えないかで手数料が224円違います。
大型 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
寸法(商品あたり) | 60cm未満 | 80cm未満 | 100cm未満 | 120cm未満 | 140cm未満 | 160cm未満 | 180cm未満 | 200cm未満 |
発送重量(商品あたり) | 2kg未満 | 5kg未満 | 10kg未満 | 15kg未満 | 20kg未満 | 25kg未満 | 30kg未満 | 40kg未満 |
配送代行手数料(商品あたり) | 589円 | 712円 | 815円 | 975円 | 1,020円 | 1,100円 | 1,532円 | 1,756円 |
特大型→大型サイズ
特大型220cmの手数料は3573円もします。もし200㎝・40kg未満であればほぼ半額になります。
新品だと外箱のダンボールで大きくなりがちですが、中古の場合ダンボールなしでプチプチで梱包したら意外と200㎝以内で行けることあります。
配送パッケージサイズ | 手数料 |
大型200㎝未満 | 1756円 |
特大型220㎝未満 | 3573円 |
手数料差額 | 1817円 |
再計測で払い過ぎた手数料が返金されることある
再計測が上手く行った場合払い過ぎた手数料が返金される場合があります。
以前は返金されることはなかったのですが、最近変わった仕様です。(どこからか圧力掛かったのかなあ)
再計測依頼した人だけが返金されるのか、過去販売した人全員が返金されるのかは謎です。
実際に過去600個以上販売した小型軽量プログラムの商品が、2㎝オーバーから再計測で2cm以内になったので、5,292円返金されました。
あと理由はよくわからないですが、9,699円返金された商品もありました。
しかも払い過ぎた手数料は即日返金されます。
Amazonが倉庫内で商品を壊した時の返金は異常に遅いのに、この場合はなぜか即日返金されます。
なので、もしかしたら行けそうな商品は積極的に再計測仕掛けましょう。
再計測のやり方
仕様は度々変わっていますが、やり方は超簡単です。
セラーセントラルで「再計測」と検索
セラーセントラルの右上の検索窓に「再計測」と入力して検索してください。
ASIN入力
そしたら右からなんかにょろと出てくるので、ASIN入力して、「 商品の再計測または注文手数料の補てんを依頼する」をチェックして、「次へ」を押します。
これで完了です。
セラーセントラルのケース履歴一覧にケースが自動で作成されます。
再計測の結果等もケースから返信されます。
注意点(闇の深い話)
ここでは実際に再計測をしてみて、違和感を感じたことを解説します。
なぜか月20件までに改悪
知らない間になぜか月20件までしか再計測できなくなりました。
日頃からものすごく適当な測り方しているのにどうなんでしょう。
さらに自分でサイズを入力しなければならない
今までは再計測依頼するだけでよかったのに、自分でサイズを事前に入力しなければならなくなりました。
ノギスがあれば便利です。500円程度のノギスでもサイズを測る程度であれば精度はばっちりです。
自分が納品しなければならない
誰もが経験したことあると思いますが、標準サイズのつもりで納品しようとしたら、実は大型サイズで…
大型は標準と倉庫が違うから余分に送料を払わなければならなくなったみたいな。
こういう時、他の出品者の在庫で再計測して欲しいと思いますが、自分が納品しないと再計測できません。
しかも受領したら即再計測して欲しいとか予約もできません。
後で解説しますが、再計測の予約もできないのに「倉庫移動中は依頼すら不可」「売れたら再計測できない」こともあります。
倉庫によって異常に雑
後で詳しく解説しますが、倉庫によっては「測り方が明らかに雑」「10日経っても計測されない」ことがあります。
大量に納品していると、勝手にAmazonは倉庫を移動して分散される上に再計測する倉庫は選べません。
今の所どの倉庫が雑なのか特定できていませんが、今後特定できたら公開します。
全く根拠ないですが昔からある小田原、市川辺りはまともな気がします。
追記:
習志野FC TPF9が異常に遅かったです。
ちなみに、今商品がどこの倉庫にあるのかっていう特定方法はこちらです。
セラーセントラル→レポートのフルフィルメント→在庫スナップショット(日次)
倉庫移動中は依頼すら不可
商品を受領されて即再計測の依頼しても、以下のような自動メールが返ってくる場合があります。
特に大型の商品で多いイメージです。
ご担当者様
Amazonがこの倉庫に納品しろって言うから納品したのに、勝手に移動して10日後に依頼しろって自己中にもほどがあるだろって。
大体5日程度で依頼できるようになります。
異常に計測遅い場合あり
一番初めに送られるメールには、「再測定のリクエストへの回答は、5営業日以内に提供いたします。場合によっては、それ以上の日数がかかる可能性があります。」とあります。
基本的にまともな倉庫であれば24時間以内に再計測されます。
ですが、運が悪いと10日以上放置される場合あります。
6日過ぎたら以下のようなメールが自動で届きます。
本メールは、お問い合わせをいただいた出品者様・お取引会社様に自動的に送信しております。
大変申し訳ございませんが、お問い合わせいただきました内容について、現在も調査中となっております。
恐れ入りますが、もうしばらくお待ちください。
なお、すでに問題が解決している場合は、お手数ですが本メール宛にご連絡いただけますようお願いいたします。
こういう時は裏技ですが、自分でケースを終了させて、新たに再計測の依頼をすると案外即日再計測されたりします。
再計測の間に売れたらできなくなる
基本的に依頼してから24時間以内に再計測されますが、その間に売れてしまったら再計測できません。
だから、価格を上げておくとか売れないようにしておきましょう。
しかも運が悪いと10日間しない場合もあるので、よりたちが悪いです。
10日間販売できない上に保管手数料を支払うはめにもなりかねません。
本当に受領と同時に再計測を予約できるようにして欲しいです。
倉庫によって計測に差が大きすぎ
Amazonの計測はびっくりするほど雑です。
自分で測ったら1.8cmの商品が最初2.1㎝でしたが、再計測したら2cmジャストになりました。
また同じ商品の色違い商品も再計測したら2.49㎝になりました。
そしてさらに再々計測したら2.7㎝になりました。
我々は1mmを競っているのに2㎜差が出るのはどうかなと。
もし小型軽量プログラムの商品だったら、3㎝以上になって適用外になる可能性もなくもないです。
あと、何回も再計測していたらわかりますが、毎回再計測のケース返信の形式が違うのも気になります。
Amazon内で明確なルールを定めてないのかなって。
再々計測も可能
再計測で思い通りの結果が出なくても再々計測可能です。
実際やってできたのでご安心ください。
以前は再計測をテクニカルサポートから依頼してた時は再計測のケース返信に以下の一文が添えられていました。
上記のサイズが今回、出品者様の商品の再計測を行った結果になり、
同一商品で再々計測を行うことができかねてしまいますこと予めご容赦ください。
倉庫によって返信の形式が異なるので、今でもこの一文があったことが一度だけありました。
ですが、同じ商品でも普通に再々計測できたのでご安心ください。
てか、測るたびに毎回測定結果変わるくらい雑なのに何回でもできないとおかしいです。
勝手に雑な計測されて小型軽量プログラムを外される
最近ちょこちょこ頼んでもいないのに勝手に雑に再計測されてサイズを変えられて、小型軽量プログラムを外される事例があります。
はっきり言ってめちゃくちゃ迷惑です。
まとめ
ちょっとおかしいなって思うこともありますが、積極的に再計測を利用していきましょう。
質問等はテクニカルサポートに直接聞いてください。
関連記事